《スポーツチャンバラとは?》
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規則やルールで不自由なスポーツではなく、自由奔放に神社の境内や野山を駆け回って遊んだ「チャンバラごっこ」を新しい用具を開発することで「安全と公平そして自由」を担保し、体育館で行う現代的なチャンバラごっことして、”スポーツ”の土俵に引っ張りあげた。用具は「エアーソフト剣」と称する柔らかい剣状のもので、その中身は世界中どこにでも存在する空気だ。
この用具の開発によって、世界中の人々が共通のスタンスで競技できるようになった。
例えば「スポンジ製」とはいっても国や地方によって硬さや材質が異なり、みんなが公平に安全に競技を行うことができなかったのである。
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《スポチャンの競技種目》
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選手はエントリーする種目により、次のような8つのカテゴリーに分かれる。
@「短刀」の部・・・全長45cm以下
A「小太刀」の部・・・全長60cm以下
B「両手長剣」の部・・・全長100cm以下の長剣を用い、原則的に両方の手で把時する。いわば日本流で、剣道を想像していただきたい。
C「片手長剣」の部・・・同じ長剣でも、こちらはフリーハンド。ヨーロッパのレイピアやサーベル流の使い方。
D「二刀流」の部・・・小太刀と長剣の2本を使うもの。
E「楯と小太刀」の部・・・左手(又は右)にスポンジ製の楯を持ち右手(左手)に小太刀で戦うもの
F「棒」の部・・・全長200cm以下で、上下どちらからでも打てるように工夫されている。
G「槍・ナギナタ」の部・・・全長200cm以下。
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《試合》
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@3分間、1本勝負(又は、3本勝負)延長2分間。
A相打ちは、両者敗けとなる。但し、3本勝負の場合は、相方が1本づつ取ったこととなり1本勝負として試合を行う。
B各、カテゴリーは、同種類の得物で戦う。
Cグランドチャンピオン決定の場合は、各カテゴリーの勝利者によるトーナメント1本勝負とし、その際の得物は公平をきすため、長剣で実施する。
D各種目の試合は、6?7m長方形の試合コートにて実施。
E決勝戦は「3本勝負」とするも可。
F得物を持っていない手で受ける事を「かばい手」といい一度のみ許される。かばいては「かばいて」と審判が警告し、警告をうけた選手は、腰辺にその手を固定して試合を続行する。尚、二度目は使えないため、使った場合は1本とされる。
G「長剣両手」は、打突は全て両手把持として、片手打突は反則とする。
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《世界に広がるスポチャン》
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世界においても、年を追って理解者が増え全ヨーロッパ大会、全アジア大会、アメリカ大会、フランス大会、イタリア大会、ロシア大会、ウクライナ大会、ラトビア大会、セルビア大会、エジプト大会、韓国大会、台湾大会、シンガポール大会、ニューカレドニア大会と普及活動が快調に進んでいる。
また、協会のビッグイベントである日本選手権大会は38回開催され、さらには20年前より世界大会も毎年、日本で開催するに至っている。(今年度は、平成24年11月4日に東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催予定)
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「スポチャン」で世界の人達との融合を目指す
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国際会長 田邊 哲人 |
誰もが楽しめるスポーツ・プログラムの提供は、これからのレクリエーション組織にとって欠くことのできない事業である。スポーツが得意でない人、好きではない人をも引きつけられる新機軸が求められる。この事例は、誰もが子供の頃に遊んだことのある「チャンバラ」をスポーツ化した楽しい種目の解説と普及事業の概要である。
こんなプログラムを地域活動に導入すれば、多くの人の目を引くことは確かだ。
チャンバラが国境を越えて、海外にまで愛好者を獲得しているとは愉快な話である。
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※「スポチャンのあゆみ」から抜粋 |
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